ドキドキ

ゾウの時間 ネズミの時間−サイズの生物学生物−(ISBN:4121010876)」という本があります。*1

どんな動物でも一生にうつ心拍数はほぼ同じ。哺乳類はどんな動物でも一生に打つ心臓の鼓動は約20億回、一生にする呼吸は約5億回である。これはネズミでもゾウでも人間でもほぼ同じ。
ネズミの生涯は数年だがゾウは百年も生きると云われている。でも時間の流れは大きさによって異なり、同じ1秒でも意味が違う。つまり生物の時間感覚は、心臓の鼓動の間隔により変わってくる。

真偽のほどは別にして、これを自分の中で「あきらめ」の理由として使う事が良くあります。たとえば・・・

ヒルクライムの途中、今まで同じペースで走ってきた人に抜かれそうになる。ここまで抑えてきたのに抜かれたくない。ちょっと無理をしてなんとか食い下がろうとする。
チクショウ!どんどん離されていく。あ〜やっぱりダメかなぁ。

こんな時、「ここで無茶して何が得られるんだ?お前が無駄に心臓を使って、寿命を縮めてまで得ようとしているモノは何なのか?」と考えてしまう訳です。いつも考えてる訳じゃありませんよ。そりゃアタシだって本気になる事もあります。(笑)
ちょっと話が逸れたかな?
要はドキドキしすぎると寿命が縮むのかも知れないけど、ドキドキしないで長生きした末に死を迎える際、自分の生を振り返って多くを後悔するより、少なからず寿命が縮んでもドキドキしたほうが良いだろうとは思います。
とはいえ、自らすすんで他人より余計にドキドキしようとまで考えてませんけどね。

*1:読んだ事はないけど。